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3連休だった方もいらっしゃると思いますが、どのような休暇をお過ごしになったでしょうか?

江戸川学園おおたかの森専門学校では、大学と共同の学園祭など、キャンパスは連日大勢の方で賑わいました。
ご来場いただいた皆さん、ありがとうございました。


さて、本日お届けするのは、介護福祉学科の授業科目コミュニケーション技術です。
この授業ではコミュニケーションとは何かを考え、
対人援助職に必要な知識、技法、態度の習得を演習やグループワークなどを通じて目指すことを目的としています。

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(当日の授業の様子から)

さまざまな介護場面において専門家として適切な支援を行うためには、
利用者や家族、他の専門職とのコミュニケーションが必須となってきます。
そこで「介護におけるコミュニケーションの意義・目的・役割、利用者・家族との関係づくり」などを理解した上で、
「傾聴・受容・共感等の具体的なコミュニケーション技法」を学ぶのが、このコミュニケーション技術の授業です。

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こんな経験はありませんか?
「おばあちゃんが何度も同じ話をする」「おじいちゃんが何十年も昔のことを昨日のことのように話してくる」など。

ご高齢になるにつれて過去への回想が増えてくるのは自然なことなのです。
そこには、生きてきた歴史や自分なりのこだわり、また長年培ってきた習慣など、
「自分史」とも言える体験の数々が詰まっています。

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(当日の授業より「回想法」のひとコマ)

このコミュニケーション技術の授業では回想法を取り上げ、
そうした「自分史」を日々の援助に生かしていく学びを展開いたしました。

回想法とは、認知症のケアにも用いられる手法で、過去の懐かしい思い出を語り合ったり、
誰かに話したりすることで脳が刺激され、精神状態を安定させる効果が期待できる心理療法の一つです。

利用者の方々が子どもの頃に遊んでいたおもちゃをはじめ、昔の写真や若い頃に流行していた映画や音楽など、
積み重ねてきた「自分史」の一端をビデオやCDを使って、また、過去を思い出しやすくするための道具なども用意して、
回想法を実践していきます。そして、必要に応じて問いかけをするなど、思い出話にも耳を傾けます。 

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(当日の授業より「回想法」のひとコマ。クリックすると拡大します)

学科生たちは、紙風船、めんこ、おはじき、ビー玉、木製ヨーヨー、コマ、ベーゴマ、けん玉などで昔遊びを体験しつつ、
回想法の有効性や活用方法などを体得。
高齢者(利用者)の方々の今日に至るまでの歴史などへの理解を深め、
対人援助、より質の高いケアへの糸口を見出していきました。

「介護」は対人援助に関わる多くの職種との協働によって成り立ちます。
EDOSEN介護福祉学科では、こうした授業を積み重ねて、介護におけるチームコミュニケーションの意義と、
チームの一員としてのコミュニケーション方法(記録・報告・会議)についての理解を深めていきます。

未来の介護福祉士たちの活躍に乞うご期待です 

以上、介護福祉学科の授業をご紹介いたしました。

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