EDOSENブログへようこそ 

今年も残すところ、あと9日ですね。
皆さん、いかがお過ごしでしょうか。

さて、今回お届けするのは介護福祉学科の授業から、こちらの中編です 


将来、介護の現場にプロとして旅立つ学科生たちが、働く側の視点で学んでいる福祉経営論
ブログでは、ゲストスピーカーからうかがったお話の内容をピックアップしてお伝えしていますが、
今回は、流山市北部地域包括支援センター石川所長です。

(下記は、北部地域包括支援センターの案内チラシです。ご参考に
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(チラシはクリックすると拡大します)

流山市内には全部で5か所の地域包括支援センター(高齢者なんでも相談室)があります。
他の自治体でも、地域包括支援センターのことを高齢者なんでも相談室高齢者いきいきケアセンターなどとも称しており、『難しい正式名称なので愛称も使用しています。
ただ、二つ名称があるので、同じ施設なのかどうかの混乱が生じる場合もあるのです(石川所長)』とのこと。

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この地域包括支援センターの大きな特徴は、相談を受ければワンストップでの対応が可能な点です。
『対応が難しいケースでも、関係機関への引継ぎや連携を得意としています(石川所長)』。

たとえば、
 介護保険等に関する相談・申請代行もできる
 成年後見制度等の相談・虐待相談等の窓口となっている
 介護予防等に関する出前講座も行っている
 認知症等に関する相談・地域の方々や関係機関と連携して支援している
などの活動を行っていらっしゃいます。

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流山市北部地域包括支援センター
で対応された内容で、とても心温まるケースがあったそうです。

 あるコンビニ店の方との面談で高齢者の方への対応について意見を出し合ったことがあります。そのお店には毎日、認知症の高齢者の方が晩御飯のためにお弁当を買いに来られるのです。食事に偏りが起きないようにと考えた店員の方が、栄養バランスを考えてサラダやお惣菜を勧めていたそうです。このコンビニには介護福祉士の資格を持つ方が働いていることもあって、こうしたお客様への対応に関する意見交換が円滑に進みました。どちらかというと、排除に近い対応になりがちなケースが多いのですが、この店舗ではオーナーを含めスタッフの皆さんが、お客様の為に何がベストかを考えて行動されていました。そのお客様が数日顔を見せないことがあったら、地域包括支援センターに連絡を入れていただくようにもしてもらいました。そして、地域の見守りにも協力していただけるようにもなっていったのです。(石川所長)

地域包括支援センターは、
地域の医療機関、介護事業者、民生委員、地区社会福祉協議会、自治会、住民団体などと連携して支援しています。
こうした専門家と協調して自分たちにも出来る働きかけをすることで、もっと人に優しい社会がひろがっていきますね 

石川所長のお話を聴講することで、
「福祉サービスの質」や「機関を利用する人たちとの意見交換の大切さ」を学んだ介護福祉学科の学生たちでした。
貴重なお話、ありがとうございました。



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