ようこそEDOSENブログへ 

さあ、6月、梅雨の季節に入りました。
皆さん、くれぐれも体調管理にはお気をつけください。

さて、今回は「留学生ときどき日記」の第2回目をお届けいたします。
登場してくれるのは、スリランカからの留学生、介護福祉学科1年生のヒランタ ペレーラさんです。

第1回目はコチラ)


ヒランタさんの母国のスリランカは、インド洋に浮かぶ島国です。
日本から直線距離で約7,500㎞飛行機で約9時間の場所にあります。
北海道の約0.8倍の面積のスリランカは、その形状から「インド洋の真珠」とも称され、2千万人強の人々が暮らしています。

(正式名称は、スリランカ民主社会主義共和国)
スリランカ日本の地図

明生情報ビジネス専門学校(千葉県松戸市)の留学生コースで日本語を学んだヒランタさん
EDOSENに入学するまでは介護の学習経験はありませんでした。

「姉がスリランカで医師をしているので、日頃から介護や看護の話を聞く機会が多かったです。
また、静岡で介護の仕事をしている知人からも現場のことをよく聞いていました。
そうしたこともあって、介護の仕事に興味を持つようになりました」

向かって左から、弟、本人、姉)
きょうだいと
「日本に来てから気になったのが、おじいさん、おばあさんが多いなということと、
一人で大変そうに歩いている姿です。それを見て、手伝いたいなと思いました」

日本語学校時代は運送会社でアルバイトをしていたとのことですが、
現在は、介護施設めいとケア(千葉県)で、誘導、お風呂の準備、就寝の見回りなどを担当しています。
また、事務作業にも携わっているとのことでした。

ヒランタさん①
※ドラマ「おしん」:1983年から1984年まで放送されていたNHK連続テレビ小説。
戦中と戦後の混乱期を逞しく生きた女一代記で、「世界で最もヒットした日本のテレビドラマ」といわれています。
スリランカを含む世界68か国や地域で放送されました。

ヒランタさん③

両手を胸の前で合わせて、アーユボーワンという挨拶が一般的なようですが、
これは英語の「Hello」、日本語の「こんにちは」にあたるようです。
日本人も友人同士ではあまり「こんにちは」の挨拶はしないかも・・・。

スリランカ時代のヒランタさん:さあ、どこにいるでしょう~)
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ご両親と)
ご両親と

さて、ヒランタさんが履修している授業は、すべて日本語で行われています。
あるときの「基礎ゼミ」授業での課題は、自分の性格を漢字一文字で表してみるというものでした。
ヒランタさんが自分の言葉で考え抜いたのは、という漢字。
その理由は・・・。

疲れている誰かが、木の下に座ってゆっくり休んだら気持ちがよくなります。
困っている誰かの問題を一緒に話をすることで、心を持ち直すことができるからです。
(本人回答を一部意訳)

ヒランタさん②

それでは最後に、同郷の留学生の皆さんへのメッセージをぜひお願いします 

ヒランタさんの母語:シンハラ語)
シンハラ語

両親や兄弟姉妹と離れて日本に来るのは、なかなかできないこと。お金があってもできない人もいる。
このチャンスを大事にしてがんばってください!

卒業後は、日本で働くことを決心しているヒランタさん
アルバイト先での業務も即戦力となるための勉強ですね。
これからも、大いに奮闘してください!

以上、「留学生ときどき日記」ヒランタ ペレーラさんの記をお届けいたしました。

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